ナゾ解き入試

Mystery solving entrance exam
 
 
個性を問う入試

2030年以降、社会の変化はより一層加速すると言われています。職業についても、様々なところで「今はない新しい職業が半分以上は誕生する」と言われています。これからを担う子どもたちが社会を生き抜くためには、「みんなで同じことをする」という従来の教育だけでは足りません。求められているスキルは自分の個性を伸ばし、力をしっかりと発揮することができる人材です。
藤村女子中学校では、「自ら考え、行動し、表現する人」の育成を目指しています。当然、学習も大切ですが、それと同じぐらい個性を伸ばす教育も必要です。そこで、藤村女子では学力を問う入試と個性を問う入試を用意しました。
受験生の個性を引き出し、その個性が藤村の教育とマッチするかを判定させていただきます。ナゾ解き入試のコンセプトは楽しい入試です。楽しんで受けていただける入試として(株)SCRAP様と共同で準備しております。ぜひ入試当日を楽しみに待っていてください。

藤村女子中学校 校長

 
謎検型

謎検型はSCRAPさんがプロデュースする「生きる力」を養う謎解きテストの「5教科謎解き検定」を小学生の入試用にしたものです。
本校の「謎検型」では、5教科ではなく4教科(国語・算数・理科・社会)の基礎的な知識とひらめきが求められる問題になっています。
基礎知識とは小学生の教科書で学習するものになります。とても難しい知識を問うものではなく、すでに持っている知識と教科を横断する思考力、未知の問題 (= 謎)と向き合う時の判断力や応用力を図るものです。
また、1人で取り組んでもらう形式で、制限時間内に10問を解いていただきます。

評価

1問10点の100点満点の採点になります。
謎検型と脱出ゲーム型の合算で判定を行います。

 
脱出ゲーム型

脱出ゲーム型は受験生がグループとなって取り組む入試となります。実際にSCRAPさんが様々な店舗で「リアル脱出ゲーム」を提供しているノウハウと藤村女子の求めている力「考察力・発想力・行動力・会話力・洞察力」を図る要素を組み合わせた脱出ゲームとなっています。問題の完成度に関しては非常に高いものとなっています。
入試当日初めて同じグループになった受験生同士で共同作業ができるのか不安を抱える方も多いと思います。実際に脱出ゲーム型を始める前に、アイスブレイクから始めます。脱出ゲーム型がスタートする頃には既に共通の目標を達成するための仲間になっています。真剣に、そして楽しんでいるときこそ、一人ひとりの個性は発揮されます。私たち藤村女子は脱出ゲームというエンターテイメントを通して受験生の個性を見させていただいております。決して脱出ゲームの結果による判定ではありません。プロセスによる判定となります。

評価

脱出ゲーム型の評価については、脱出ゲーム中の行動を試験官となる本校教員が確認しています。入試を作成する上で、5つの力の観点別にチェックするポイントをあらかじめリストアップしております。その行動・発言を見逃すことなくチェックをしていく、加点方式をとっています。誰か1人の行動や発言で加点されないなどもなく、一人ひとりにフォーカスして脱出ゲームの過程を確認いたします。
受験生全員に素晴らしい個性があることは間違いありません。判定基準としては、本校の求める個性、入学後のカリキュラムで更なる成長が期待できる個性なのかを判定いたします。